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薬剤師はなぜその薬を選ぶのか~クラスターメディカルのジェネリック医薬品選択基準~【吉田№7】

クラスターメディカル薬局部長の吉田裕司です。

最近、子どもの教育のことを考えてYouTubeで育児関連の動画を見ることが多いのですが、動画といえば弊社でも動画配信(https://www.youtube.com/channel/UCM7cYu6uZZ5afInj1OQ14jg/featured)を行っています。

 

さて今回は、ジェネリック医薬品の話です。

テレビCMなどもあって、「ジェネリック」という言葉もかなり一般的になってきたように感じていますが、まず簡単におさらいを。

ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは、新薬(先発医薬品)の特許が切れたあとに販売される医薬品です。新薬と同じ有効成分を使用しており、効き目や安全性なども同等であると認められたものですが、新薬より開発費が少なくてすむ分、低価格です。

 

処方せんの「変更不可」欄にチェックがついていない場合は、ジェネリック医薬品への変更ができるので、患者さん自身が調剤薬局で「ジェネリックで」と伝えることも増えていますが、わたしたち薬剤師がジェネリック医薬品を選ぶことも多いです。

 

つまり、薬剤師にとっては、「先発品かジェネリックか」という選択肢のほかに、ひとつの薬剤に対して数社からジェネリックが発売されている場合には、「どのジェネリック医薬品を選ぶか」という選択肢も重要になってくるのです。

 

今回は、意外と知られていない、「同じ有効成分の薬が数種類ある場合、薬剤師はどのような基準で採用する薬を選んでいるのか」ということについて書いてみたいと思います。

 

もちろんこの選択基準(理由)は薬局(会社)によってさまざまですが、ここではわたしたちクラスターメディカルの例を説明します。

 

 

ジェネリック医薬品の選択基準 その1

○先発品との類似性が高い

「ジェネリックに変更してから効き目が短くなった気がする」といった事象があると、患者さんがジェネリック医薬品に対してネガティブな印象を持つことになり、以降に処方されるお薬についてもジェネリックへの変更を拒否される可能性がでてきます。

それを避けるためにも先発品との類似性はかなり重要です。

 

 

*医薬品インタビューフォーム

製薬企業が薬品ごとに作成している薬剤師向けの医薬品解説書で、医療用医薬品添付文書よりも詳細な情報が記されている。

 

 

ジェネリック医薬品の選択基準 その2

○薬のかたち(剤形)

先発品では普通錠やカプセルしかない薬でも、ジェネリックではOD錠(*)や液剤、ゼリー剤など、先発品にはない剤形が製造されていることもあります。

患者さんによってカプセルは飲めなくても他の剤形だと飲めるといった場合には、飲みやすい剤形のジェネリックを選びます。

 

クラスターメディカルは在宅医療を中心に運営しているため、現在は高齢者にも服用しやすいOD錠を多く採用する傾向にあります。

 

*OD錠

「口腔内崩壊錠」の略語で、口の中に入れると唾液で溶けるように作られた錠剤。水なしで飲めて、喉にひっかからずに飲み込めるため、嚥下が困難な方でも服用しやすい。

 

 

ジェネリック医薬品の選択基準 その3

○先発品にない特長がある

ジェネリック医薬品の有効成分は先発品と同じです。しかし、先発品にはない特長をもっているジェネリック医薬品もあるので、クラスターメディカルでは、ここに注目してジェネリックを積極的に採用することもあります。

 

例えば、独自のOD錠製造技法をもつT薬品の製品は他のOD錠より口中で溶けやすいため個人的には好印象です。

また、錠剤の表面に印字されている文字の色が違い、一包化(*)したときに目視で確認しやすいように作られている薬剤も採用の決め手になりました。

 

*一包化

服用するタイミングが同じ薬や、1回に数種類服用する薬を、1袋ずつのパックにすること。

 

 

ジェネリック医薬品の選択基準 その4

○飲みやすい味である

同じ成分の薬でも、製品によって「味」が違うことは少なくありません。患者さんによっては、味が原因で服薬を拒否されることもあるので(子どもさんには多いです)、散剤や水剤ではスタッフが製剤見本を味見してどれを採用するかを決めています。もちろん味覚には個人差があるので、何人かで味見を行い、できるだけ多くの人に受け入れられやすい薬を選択するように心がけています。

 

=====

 

今回書いたように、クラスターメディカルでは、ジェネリック医薬品を選ぶ時も「同じ成分だからどれでもいい」とは決して考えません。

薬剤師は、患者さんが少しでも薬を飲みやすいように、薬を嫌いになってしまうことがないように、調剤間違いを起こさないように、などなど多くのことを考えてジェネリック医薬品の選択・採用を行っています。

そしてそれが患者さんの健康につながるようにといつも願っているのです。

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