私は准看護師免許を取得後、総合病院や個人病院の病棟やオペ室で働いていましたが、妊娠出産を機に退職しました。復職を考えたのは子供が中学生になった時なので、ブランクが12年もあったことになります。
再就職するにあたって、最初はケアセンターのようなところで短時間勤務をと考えていたのですが、いろいろ調べているうちに、訪問看護も勤務時間の融通が利きやすいということがわかってきたんです。
また、ターミナルケアの訪問看護を利用していた叔母が、看護師さんが来てくれるのを心待ちにしている様子を見ていたこともあり、以前から訪問看護という働き方には興味を持っていました。
そこで、自宅から近いステーションということで、とまと訪問看護リハビリステーションに見学に行き、仕事内容や待遇などを確認した上で、クラスターメディカルに入社することを決めたのです。
病院やクリニックで働いている時は患者さんの情報はカルテなどからしか得られませんが、居宅にうかがう訪問看護では、患者さんの生活背景がすべて「見え」ます。
また、60分や90分の間、ご本人と1対1で接することも多いですし、あるいはご家族さんと密接に関わることもあります。
こういったことはすべて患者さんとのつながりを深めてくれます。
だからこそ、患者さんがよりよい方向へ向かうために一緒に進んでいくという実感が持てるんです。これは訪問看護ならではのやり甲斐だと感じています。