クラスターメディカル薬剤師の清水紀恵です。
新しい年が始まり、早1ヶ月が経とうとしています。今年がどんな年になるかワクワクしつつ、仕事でもプライベートでも昨年の経験を生かしてより良い年にしていきたいなと思うこの頃です。
というわけで、今回は、昨年印象に残った出来事、今年に生かして行きたいトピックスを書いてみたいと思います。
■薬よりも「美容」が役に立った?!
私が施設在宅で担当している患者さんの中に、訪問のたびに「痛い、痛い」と訴えられる女性がいらっしゃいました。ただ、この方は薬はきちんと飲んでくださっていて、日常は痛みを訴えられることはないと看護師から聞いていましたので、私としてもどうして差し上げればよいのだろうと悩んでいました。
そんなある日、その方がたまたま私の肌を褒めてくださって、そこから美容の話になりました。実はその方は元々とても美容に関心がある方だったんです。施設に入所されていてもシャンプーとかは必ず自分専用のものを用意してスタッフに渡してらっしゃるくらいこだわりもあって。
私も美容大好き人間なので、ふたりで美容の話で盛り上がったんですが、ふと気がつくと、いつもの「痛い」しかおっしゃらない方とはまるで別人のように活き活きされてるんです!
施設で生活しているとどうしても接する人が限られてくるため、ファッションや美容に気を遣っていても他人から注目されたり褒められたりする機会が少なくなってしまいます。それは、おしゃれや美容に関心のある女性にとってはかなりさびしいことに違いありません。そんな時にちょうど私と美容の話ができたので、痛みの訴えが減るほど元気がでたようなのです。
以前のブログでも書きましたが、現在もまだ鎮痛薬のカロナールが不足していて、医師も痛みへの対処には苦慮されています。他の鎮痛剤に変更できる方はまだよいのですが、変更できない患者さんの場合は深刻です。
こういった状況の中、薬によるコントロール以外にも痛みに苦しまれている患者さんのためにできることがあるのかもしれないと改めて考えさせられる出来事でした。
■昨年の経験を今年に生かしていきたい
昨年は、個人的にはプロポーズされてすごく幸せな気分になったり、新型コロナに罹患して苦しんだりと、アップダウンが激しい年でした。
そのような経験を経て今、健康にはより一層気をつけなければと感じています。
たとえば、以前は食べ過ぎたと思ったらすぐ食事を制限したりしていましたが、コロナに罹患して、食べなきゃいけないとわかっているのになにも食べたくない・食べられないという状態を経験したことで、「食べたいと思った時に食べられる幸せ」も健康の一部分なんだと実感しました。「食=命」ですね。
プライベートでは、実家の犬が増えたことも昨年の大きなトピックスです。元々、柴、コーギー、ヨークシャーテリアがいたのですが、黒のラブラドールの子犬が仲間入りしてよりにぎやかになりました。週に1度実家に帰るたびにこの子たちにとても癒やされています。この癒やしが薬剤師の仕事を続けるためのエネルギー充填として大いに役立っているので、今年もそういう時間を大切にしていきたいと思います。
また、社会人になって自分のお金で運用もできるということで、一昨年から投資を始めたのですが、世界情勢もあって昨年は調子良くなかったです。投資状況の改善は、コロナの終息と同様、今年期待することのひとつです!
そして、最初に書いた経験で美容の力を実感したことで、今年は新しいことにチャレンジする決心がつきました。
あくまでも本業は薬剤師ですが、自身が大好きな美容についてなにかできればということでサロンを開業する準備をスタートします。
単なる美容サロンとは違い、薬剤師として納得できる製品だけをピックアップして、エビデンスのある内容や知識をわかりやすく伝えていければと思うのです。そして、仕事で疲れてボロボロになったり、病気の治療でダメージを受けてしまった肌に悩んでいる方たちの助けになりたいと考えています。
最後になりましたが、本年もどうぞよろしくお願いいたします!