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【薬剤師が教える】自分の花粉症に効く市販薬の選び方!【清水No.6】

クラスターメディカル薬剤師の清水紀恵です。

先回に引き続き、花粉症の市販薬について書いてみます。症状がひどい時や根本的に治したい方は受診していただきたいですが、とりあえず市販薬でなんとか対処したいという時にはぜひ参考にしてみてください。

 

■自分に効く薬を選ぶためにはぜひ薬剤師に相談を!

薬局で花粉症の薬を買う時には、以下のことを薬のプロフェッショナルである薬剤師に伝えましょう。

 

★一番ひどい症状はなにか、どんな様子か

目が痒いのか、くしゃみがでるのか、鼻水がとまらないのか、鼻づまりなのか、いろいろな症状があるときは一番困っているのはどの症状か。

 

★毎食後などに服用できるか、服用が不規則になりがちか

飲み忘れが多い方には、1日1回の薬もあります。また、外出先で服用したい、症状が出た時にすぐ服用したいという時には、水なしで口の中で溶かして飲める薬がおすすめです。

 

★運転や機械作業などを行うかなど

眠気やぼーっとするといった副作用は人によってでかたが違います。それでも強くでるものと弱いものがあるので、薬を選ぶ時には仕事をしないといけないといったことも伝えてください。

 

★今まで薬を飲んだ時の様子

人によって副作用のでかたは違うので、以前に花粉症のこの薬を飲んで眠くなってしまった、あるいはこの薬はだいじょうぶだった、という情報は大切です。

 

★既往症

第一世代の抗ヒスタミンは、前立腺肥大や閉塞性の緑内障などの方は使えません。また腎障害のある方にも使えない薬があるので、「花粉症の薬くらい」と軽く考えず、既往症がある方は薬剤師に伝えてください。

 

前にも書いたように薬は人によって合う合わないがありますし、症状によって選ぶことも大切です。

そのために薬剤師にはできるかぎり多くの情報を伝えてください。そうすればより自分に合った花粉症薬を選んでもらえます。これがつらい症状をラクにするための早道ですよ。

 

■服用の仕方によって効果も変わります!

お薬によっては、食後より食前に服用した方が効果が20%くらいあがるものもあります。必ず薬ごとに服用の仕方を確認しましょう。

 

また、花粉がとぶ1週間前から飲んでおくと症状がでるのを遅らせたり、症状を軽減することもできるので、これについても薬剤師に相談してみてください。

 

■親の花粉症の薬を子どもに飲ませるのはダメ!

市販薬には年齢に応じた用量が書かれていますので必ず守りましょう。またお子さんには飲ませてはいけない薬も多いですから注意してください。

 

■花粉症の時、薬以外に試してみて欲しいこと

ひどい花粉症で苦しい時、受診したり市販薬を服用する以外にも試してみるとよいことがあります。場合によっては症状が軽減されることもあります。

 

★ワセリンを鼻に塗る

鼻をかんだりで荒れた皮膚のケアにもなりますが、鼻腔の前に塗ることで花粉を吸着して鼻に入らないようにする効果もあるようです。

 

★イオンでブロックするミスト製品を使う

顔や髪に噴霧しておくと、効果がある人もいます。

 

★体調を整える食生活を心がける

アレルギーには遺伝やその人自身の免疫力が大いに関係します。発酵食品をとるようにして腸を元気にする、アレルギーの原因となりがちな食品を避けるなど、食生活に注意することも花粉症の軽減に役立つことがあります。

 

 

もうすぐGWも始まります。楽しい予定を立ててらっしゃる方も多いでしょう。薬剤師が考える花粉症対策が、花粉症に悩む方の助けになることを願っています。

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