クラスターメディカル薬剤師の永井智暁です。
なぜか最近早起きができるようになりました。6時くらいに目がさめるようになったので朝時間に余裕ができて気分がいいです。新年度にもう少し余裕ができたら朝の運動をするのもいいなと思っています。
さて今回はクラスターメディカルのフレッシャーズ研修のことを書きたいと思います。
■フレッシャーズ研修の概要
クラスターメディカルのフレッシャーズ研修は「これからの自社を担う経営幹部育成」を目的に月1回×9回というスケジュールで行われます。私の場合は、入社一年目の22年3月から11月までの研修に参加しました。
内容は、午前中に社長や活躍している社員の講義があり、午後は研修生全員でディスカッションするといったスタイルのことが多く、さまざまなアプローチでビジネスマンとしてのレベルアップを目指します。
■始まってみると思っていたよりハードだった!
とにかく毎回宿題があります。課題図書があって感想文を書くとか、その日の研修を振り返って5分くらいのZOOM動画を撮るとか。
そして、この研修の基本になるのが「毎回目標を立て、次の研修までにそれが達成できたかどうかを検証していく」というもので、これがまた大変。
例えば、私は何回目かに、薬局経営という面では数字が大切になると思ったので薬の値段のイメージづけをしようと「薬の値段を知る」という目標をたてました。ところがこれは「習慣にする」という部分が難しくて30%程度しか実現できませんでした。でも現状を分析して目標を考えたこと、また実行していくうちに新しい問題点が見えてきたことなど、とても意義があったと思います。苦労しましたが(笑)
研修が始まる前、私はディスカッションはなんとかなると思っていたのですが、臨機応変にアドリブをいれるといったことがあまり得意でないため、途中で考え込んでしまうこともありました。
逆に意外といけたのがプレゼンです。学生時代から人前で発表したりすることがものすごく苦手だったのでプレゼンについては研修前から気が重かったのですが、なんとフレッシャーズ研修では初めて「プレゼンがうまくいった!」という感触があって。これはうれしかったですね。
研修の日は、1日が終わったらぐったり。頭の普段使わない部分を酷使するというか、いつもあまり考えないことをしっかり考えていくというのは、思った以上に心身ともに疲れるものだとわかりました。
■先輩との絆が深まったのを実感
例えば、「会社の魅力」がテーマの回では、先輩の意見を聞いて、こういうことを考えてるのか、こういう視点もあるのかという大きな気づきがありました。
また、薬剤師というのはずっと勉強し続けないといけない職種ですが、みんなどうやって勉強しているんだろうという疑問に対して、「ながら勉強」でもいいんじゃないかという話は目からうろこでした。ゲームしながら勉強とか考えたことがなかったので。
そして、「管理薬剤師になりたい」と言った時に、同じような立場の先輩の話をいろいろ聞けたのもありがたかったです。
こういった先輩とのつながりは日常業務に戻っても続いているので、研修で先輩との関係性が深められたことは大きな成果だと思っています。
■印象に残った社長のひとこと
研修では社長の話を聞く機会もたくさんあるのですが、その中でも、具体的な例も挙げて説明された「とにかくいろいろな経験をしなさい」という言葉は刺さりました。
また、「管理者になるなら最後は人のマネジメントに行き着く。人の考えていることを知り、理解できるようになるためには積極的にコミュニケーションをとらないといけない」ということについても大いに納得できました。
そのようなこともあって、最近は意識して後輩をご飯に誘っています。これもコミュニケーションの一環ですね。
■人それぞれに研修の成果が表れる
フレッシャーズ研修を受けたことで最も効果が表れる部分がどこなのかは人によって異なると思います。でもこの研修を通して、各自が持つ課題と向き合い、どう行動していくのか、考え方や解決の方法を全員がそれぞれの形で学べたと感じています。
私についていえば、以前から社内教育にたずさわっていきたい気持があったのですが、まだその方法については模索中ではあるものの、教育をちゃんとやっていきたいとよりはっきり思えるようになりました。これもフレッシャーズ研修の成果です。
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フレッシャーズ研修が終わって4カ月、現在の私は来期の研修の運営スタッフとして準備をすすめています。次回は今の立ち位置から見たフレッシャーズ研修について書いてみようと思います。