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利用者さんのやる気を引き出すコツ その1【武井No.4】

とまと訪問看護リハビリステーションの理学療法士・武井です。

まだ夜は寒いので趣味の釣りにはなかなか行けませんが、休日にはDIYやってます。今作っているのは、2歳の息子が大切にしているトミカ(これがすごい数!)を置くための棚。いろいろ考えながら作っていくのはかなり楽しい時間です。

 

さて、今回のテーマは「利用者さんのやる気を引き出すコツ」。

<やる気>というとかなりアクティブに聞こえますが、つまりは「リハビリに対して前向きな気持になってもらうこと」だと考えてみてください。

 

■「個人のニーズに合った具体的な目標」を引きだそう

高齢の方の場合、不自由があっても「年だから仕方ない」「今さら訓練しても…」と思ってしまわれることも多々。でもそこで適切なリハビリを行わないと、今までできていたことまでできなくなってしまう危険性があります。

しかし、「(だから)がんばって歩きましょう!」「(そのために)こういうトレーニングをします」と一生懸命説明してもご本人がリハビリに積極的になっていただけず、成果があがりにくいことも。

それはもしかすると、利用者さんと私たちの求める方向性にズレがあって、そのためにリハビリに向けた熱量にも差ができてしまっている状態なのかもしれません。

 

じゃあどうするか。

まずはそれぞれの利用者さんの具体的なニーズを知ることからはじめてみませんか。

たとえば、「補助なしで歩けるようになる」ではなく「またあのスーパーで買物ができるようになりたい」、「腕の動きをスムーズにする」ではなく「好きな花の世話は自分でしたい」というように、「今はできなくなっているけれど、本当はやりたい」と思ってらっしゃることを抽出できれば、そのためにリハビリ、訓練が必要なことを納得して、積極的に行っていただける可能性がでてきます。

利用者さんの「やる気」を引き出す鍵のひとつは、その方のニーズに合った具体的な目標を設定することです。

 

たとえば、「すぐ近くなのに行けなくなってた店にまた行きたい」という目標なら、

・お店までは○mほどなので、まずその距離をしっかり歩けるようにしていきましょう。

・あの信号を安全に渡りきるための「歩くペース」も一緒に考えましょう。

・途中で休憩する場合のことも考えておきましょうか。

というように具体的な情報を入れ込んだ訪問リハビリならではのリハビリ計画をお話できればより効果的です。

 

その結果、ご本人が望んでいらした内容が達成できた時は喜びもひとしお。

私も最近、利用者さんが「リハビリしたから、またあの店で買い物ができるようになったよ!」と言ってくださった時のすごく嬉しそうな表情が印象に残っています。

 

利用者さんのリハビリに対するテンションが低いと感じたら、私たち訪問リハビリスタッフは、「自分の思い込みだけで、自分本位のリハビリをしていないか?」ということを今一度見直してみることが大切だと思います。

 

次回は、「利用者さんのやる気を引き出すコツ その2」として、

リハビリの具体的な目標にもできる「利用者さんが求めていること(これができるようになったらいいなと思っていること)」を私たちが知るためにはどうすればよいかということについて書いていきます。

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